あたたかな雰囲気のほっとできるお店ができました
札幌市エリソン様

フランス菓子の店「エリソン」。お店の周りはハーブガーデン、道路を挟んだ向かい側は渓谷と切りたった岩肌の硬石山。自然あふれる環境に建つ店舗は、周りの景観に調和した、やわらかで温かみのある空間に仕上がりました。
想い ~ お客様の笑顔のために
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素朴で温かみのある空間
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季節の素材を取り入れたスイーツ
「エリソンは平成9年に西岡にオープン。当時は10坪ほどの小さな空間で、フランス菓子をベースにしたオリジナルの菓子や伝統菓子を製造販売していました。かねてより、西岡よりも広めの店舗を、と考えてはいましたがエリアなども決まらず、なかなか具体的な話は進みませんでした」と代表の高山睦美さん。
自然豊かなこの石山に、高山さんが店舗兼住宅を構えたのが平成24年のこと。以来、来店してくださる方が、ほっとして、たのしめる空間になることを目指し、季節感を意識したスイーツや地域の素材を使ったジャムなど、旬を取り入れた商品を提供しています。
出会い ~ 建物へのこだわり
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エリソン代表の高山睦美さん
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エリソンの設計は、「一級建築士事務所ティーサイズ」が行いました。高山さんは、「店舗の設計を数多く手掛けていらっしゃる情報を得てお願いすることになったのですが、建築デザイナーに依頼すること自体、初めての、ど素人。それでありながら店にかける想いが強く、時に折り合えず暗礁に乗り上げそうになることもありました。そのような時に、一つひとつひもといてくださったのが、建物の施工をしてくださったサンケイ建匠の湯浅社長でした」と話します。
信頼・安心 ~ 感謝の心
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完成予想パース
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クリームイエロー&スモーキーブルーのやさしい印象の店内
「湯浅社長には、施工はもちろん土地探しから融資・資金計画において尽力して頂きました。長く地道に小さなお店を続けてきた自分にとって、大きく無理することのない資金計画は重要なことでした。その上で最大限お客様に喜んでもらえる空間をつくりたいと考えておりました。そこを目指すに当たって、湯浅社長の現実を踏まえたアドバイスは時に厳しくもあり、堅実なものでした。それ故に信頼もでき、不安が少しずつとかれていきました」と高山さん。「とにかく何事においてもわかりやすく説明していただいたのには、かなり安心感がありました」とも。
施工 ~ 喜びを感じあえる空間
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シンプルに仕上げた居住スペース
住居部分はシンプルに、店舗部分はこだわりが満載。「建築デザインを担当してくださった塚本さんの助手だった高瀬さんには、素材や色、陶板の使い方まで、本当にたくさんの提案をいただきました。繊細さ中に芯の強さを感じる女性ならではの感性だと思いました」。
「お客様が喜んで店内を楽しんでくださっています。サンケイ建匠には建物という器をしっかりサポートしていただき、住居は冬でもあったか安心、メンテナンスも行き届いています。店内はおしゃれで温もりのあるものとなりました。店舗と住居、性能とデザイン、どちらも夢が叶い、感謝しています。これからも末永くお付き合いしていきたいですね」と話してくださいました。
お店のこと ~ エリソンはハリネズミ
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ハリネズミがモチーフの看板
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軽くまろやかなバタークリームケーキ「ノワゼッティーヌ」
お店の名前のエリソンはフランス語でハリネズミという意味。ロゴデザインや看板もそれにちなんでハリネズミがモチーフです。ショーケースにずらりと並ぶケーキの中には、店の名を冠した『エリソン』も。
壁に描かれている可愛らしいイラストは、イラストレーターのKinpro(キンプロ)さんによるもの。店内のオブジェ、床の豆石、陶板、カフェで使用する皿、コップは高山さんの長年来の友人でもある陶芸家・清水しおりさんの作品。あちらこちらに楽しい個性があふれる小さなお菓子屋さんです。