2018.02.16
防音
サンケイ建匠の湯浅です。
近年、新築注文住宅のお客様で、『防音室』のオーダーが多いように
思います。
理由は、「ピアノやバイオリンを、近隣に迷惑をかけることのないように
弾きたい」というものです。
ピアノですと、概ね90dB程度の騒音レベルと言われ、それを50dB程度、
つまり人が小さな声で話しているくらいのレベルに低減するイメージ。
↑ グランドピアノの音源となる部分を見せてもらいました
防音の手法として、①重い材料を使う、②空気層を設ける、③隙間を塞ぐ、
という3つの基本があり、床・壁・天井そして開口部(最も音が漏れやすい)に
それぞれ工夫をしていきます。
また、防音をしっかりしただけでは足りず、「フラッターエコー」や「ブーミング」
といういわゆる『音響障害』を招く恐れがあるため、平行面ばかりとならぬよう
壁に角度をつけたり吸音材を施工したりなど、高音域や低音域それぞれへの
対策が必要となります。
4月着工予定のお客様からも防音施工のご依頼をいただいておりますので、
十分に効果を発揮してご満足いただけるよう努めます!
↑ わが家の猫は、毎日のように何かを企んでいます
この記事を書いた人
湯浅 岳雄
お客様にご満足いただける快適な住まいづくりのお手伝いをさせていただいています。